「フォーマット(format)」は、大きく2つの意味を持つ。
形式・構造
何かをつくったり書いたりする時に適用するルールや決めごと。拡張子に代表されるように、ファイル形式も「ファイルフォーマット」とか言ったりする。
似た言葉で「テンプレート」があるが、これは鋳型を示す言葉を語源にしていて、「ひな形・典型・定番」を意味する。メールや挨拶状で、一部を変更する軽いもので使われるイメージ。
フォーマットはもっと土台の部分から作り上げていく場合に使われる。例えばメールを例に考えると、文字設定や書式設定、ファイル形式などは「フォーマット」を使う。
もうひとつ近い言葉で「レイアウト」があるが、例えばリーフレットのデザイン作成の場合に、「どの位置に置くか」を意味する。この場合のフォーマットは、レイアウトのルール的な感じ。
初期化
これは動詞なんだと思う。いろんなデータや設定を削除して白紙に戻すという意味。
そういえばスマートフォンの「工場出荷状態に戻す」も初期化と言える。
パソコンもそうだが、SDカードやHDDなどのストレージを購入すると「使用前にフォーマットしてください」とか言われたりもする。これは厳密に言うと「どこにどんなデータが記録されるか、を管理する領域を設定する」という操作らしい。目次作成のイメージ。ついでにこの場合の「クイックフォーマット」は目次にあたる部分だけを初期化していて、記憶領域全体を初期化するのが「通常のフォーマット」とのこと。
はぇ~。
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