怪我を言い訳にだいぶ長いこと更新をさぼっていましたが、しっかりと復帰しています。
僕が肉離れになったのは7月末だが、翌日から治療を開始して、8月末にはUBXに復帰できた。かなり早いペースである。ネットで調べて評判の良い整骨院を選んだのだが、ここの院長先生がいわゆるスポーツ外傷にめっちゃ強かった。
肉離れは自然治癒力に依存する部分が大きく、それゆえに1〜2ヶ月間ほど掛かるケースが大半であるが、このミスターハイパースポーツドクター先生のおかげで約3週間で治療を終えられた。
まず初期は歩行困難なので、松葉杖を借りた。
筋肉が断裂しているので、出血が治まるまでは冷やしつつリンパマッサージを行う。
リンパマッサージには大きく2つの目的があって、1つは怪我を庇いがちになる反対側の脚の負担を軽減すること、もう1つは血流を良くすることだ。
怪我を治す物質は血液に乗って患部へ流れていくが、血流が悪いとこれが遅くなってしまう。余談だが、アキレス腱断裂の完治までに時間が掛かるのは、もともと血流が少ない部位であることも影響しているらしい。
そんなこんなで1〜2日間隔でリンパマッサージを受けるのだが、これが異常に痛い。
僕は温室育ちなので痛みにめっぽう弱い(体も心も)が、言っても中年のおっさんである。人前で醜態をさらすことはしないと高を括っていたのだが、文字通り泣き叫ぶ日々だった。
「痛いたいたいたいたいたいたい⋯!!!」
「撫でてるだけですよ〜」 嘘つけ
「あががごごがが⋯!!!」
「やりがいがありますねぇ〜」 笑うな
「ぬぅぅうううあえぇええ!!!」
リンパが滞っているせいで余計に痛いらしい。触れられるとゴリゴリするのがわかるが、これが流れだすと痛みは消える。僕の場合は7〜8回目ぐらいから嘘のように痛みが消えた。ひざ裏にリンパのごみ箱的な部分(なんやねん)は最後まで難所だったが、それでも泣き叫ぶことはない程度になった。
肝心の患部はどうするのかと言うと、「直接マッサージすると事件になっちゃうので、このブレードを使います」とにこやかに新アイテムを出してくる。いわゆるかっさ的なものだが、2〜3回目ぐらいにはこれで容赦なく患部をこする。もはや絶叫レベル。
そんなこんなで痛みに耐える日々を送った結果、予定より早く復帰できたのである。
最初に「痛みを少なくゆっくり時間をかける治療、痛いけど最速復帰を目指す治療のどっちがいいですか??」と聞かれ、イキって「最速でお願いします!!」と答えた自分を呪うこともあったが、本当に早かった。今となっては感謝している。
ただし、当然ながら復帰してからも様子を見ながら強度を上げていくことにはなる。
そもそも肉離れはどうしても再発しがちな怪我である。いわゆる傷痕のようなものは残ってしまうので、そこが起点となって断裂が起こりやすい。
実際、今でもふくらはぎ用サポーターを装着して、飛んたり走ったりはそれなりに気を使いながらワークアウトに臨んでいる。
院長先生に言わせれば僕は血流が相当悪く、いつ怪我をしてもおかしくない状態だったとのこと。身体評価は50点(100点満点)で、この程度の肉離れで済んだのが不幸中の幸いとも言える。
ここの整骨院では根管治療を掲げていて、再発防止に向けてたくさんのアドバイスをくれた。
今では月1回、メンテナンス名目でお世話になっていて、他の部位も診てもらっているが、ガタガタしていた身体が少しずつ整ってくる実感がある。
復帰までの通院回数は13回で、治療費は1回2,000〜3,000円程度。財布も身体も痛かったが、この程度の勉強代で済んで良かったと思う。
ちなみに、UBXではスポーツ保険的なものはなかった。
休会制度はあるが、前月早めに申し出ないといけないので、急な負傷の場合は対応しづらい。僕はほぼ1ヶ月間を幽霊部員として過ごし、MyZoneのマイルストーンもシルバーに落ちてしまったが、これは仕方のないことだ。トレーナー様も何か方法がないかと一生懸命動いてくれたが、その気持ちだけで嬉しいので謹んで辞退させていただいた。
今回は、日々のメンテナンスやストレッチの重要性を知るきっかけになりました。
この年齢になると多少は仕方ない気もしますが、みなさんもしっかりメンテナンスやストレッチをして、怪我なく楽しんで地獄のワークアウトに臨んでいただければと思います。
おわり。

